小林農園の日々

政策決定の場に女性の参画は?

3月8日付中日新聞で報じられた、
「安曇野市の計画審21人のうち、女性はわずか1人」の記事。女性委員が5%にも満たない市総合計画審議会。多様な意見が反映されない可能性があり、とても残念です。

市総合計画とは、市のまちづくりの将来像を示す市の根幹を成す計画で、他のほぼすべての計画にも影響する最上位の計画です。2018年〜27年の10年計画で、今回はその後期2023年〜27年の5年間を審議しますが、前期は私も公募委員として参画しました。この時も、私を含め女性はわずか2人でした。

当時、審議会委員の皆さまの顔ぶれを見て、改めて女性の意見を入れることの必要性を感じました。女性として、若い世代として、農業者として、毎回の審議会では意見を述べましたが、20人程がいて限られた時間の中では全てを言い尽くすことは到底できませんでした。この時の経験は、市議会議員を目指す最も大きな動機となりました。

本件、市は政策決定の場に女性が不在であることへの問題意識がなかったのでしょうか。記事では、総合計画審議会議委員20人のうち、女性が9人参画している長野市の取り組みを紹介しています。次回の5年後には安曇野市も委員に女性を増やすように取り組んで頂きたいです。