小林農園の日々

穂高神社遷宮祭、四至榊立神事

2022年の今年、氏子総代を務める穂高神社において、7年ごとの式年遷宮祭の行われる年に当たります。15世紀後半の古文書に記述があるとされ、五百年以上の歴史のある神事とのことです。

一旦仮殿にお遷し、本殿を祓い清め、また本殿にお遷しするという遷座祭の百日前に、東西南北の一里四方を祓い清め、遷宮祭の始まることのお触れをする神事として、四至榊立の神事が、1月21日に行われました。

宮司を始めとする神官、穂高の各地区の役員、氏子総代が神社を出発し、東西南北の碑のある目印を順に周り、榊立の神事を行いました。これは東。

幟や榊を持ってひたすら歩きます。これは南に到着して榊立をしている様子。まだ元気です。

山に向かって、歩き続けます。普段はなかなか歩かない距離です。大寒の翌日ということもあり、昼間でも寒風の吹き付ける天気。少しずつ歩く人が減ってきました。

これは西の碑での榊立の様子。各場所で、神官による祝詞が奏上されます。

西の次は、広大な農地の中を歩き、烏川沿いを下ります。

北の碑にて、最後の榊立。
この後、神社に戻り、この日の神事がおわりました。16km、昼を挟み、約5時間かけての行進となりました。
祓い清めにより、よい空気が流れ、ものごとが良い方向に動いていくことを祈念しての参加をいたしました。

メインの本遷座祭である、5月1日まで、少しずつ神事が執り行われて、その日を迎えます。