【福祉教育委員会視察】
所属する福祉教育委員会の視察で、広島、山口を訪れています。
今日は広島の原爆ドームと平和記念資料館を視察しました。安曇野市では、毎年平和教育の一環で広島の平和記念式典に中学生を派遣しています。

資料館は昨年リニューアルし、被爆時に着ていた服や生活用品を多く展示するなど、以前と比べて人々の生活や心情がより近く感じられるものになっていたと思います。海外からの方々を含め、多くの人が無言で展示に見入っていました。

被爆体験証言者の北川建次さんから被爆体験を伺いました。北川さんは小学校5年生で教室で被爆。5年生の2クラスで助かったのはたった5人だったという、壮絶な体験を話してくださいました。学童疎開にも学徒動員にならなかった中学1年生、2年生の男の子女の子が、建物疎開作業中（建物を壊して火災を避ける作業）に犠牲になったとのことです。海外でも体験を話してきたがなかなかわかってもらえない、無念の思いを繰り返し語られました。若い世代に戦争体験をどう伝え、戦争のない世界にするために何をなすべきなのか、考えさせられました。