小林農園の日々

猿害についての研修会

市役所にて、猿害についての研修会が開催されました。猿害については、西山山麓の三郷、堀金、最近特に被害の多い、穂高の牧地区から宮城地区まで、多くの方から農業被害や住居に侵入するなどの被害の声があったため、前回の12月議会の一般質問で取り上げました。市からは、必要な調査や支援をする、との回答がありました。
今回の研修会は、農業委員さんが中心となり、市内の農業をされている方や、区に協力頂き市民の方にも広く呼びかけ、沢山の方が参加しました。私は本会議中で冒頭のみで退席しましたが、まずはニホンザルやシカ、イノシシの生態を知ることからクイズを交えながら解説があり、被害の現状についての情報交換、活発な意見交換もなされたとのことです。

ここ1、2年ほどは広域電気柵の張られていない穂高地区の被害が深刻ですが、別荘地で普段から人がいなかったり、林の奥まで家が建っているために野生動物との境界を分けにくい、耕作を諦めた農地が増えてきた、等でこれといった有効な対策が立てにくい状況です。農業者や特定の地区だけでなく、市民の方にも関心を持って頂き、区をまたいで皆で対策に取り組むことが必要だと思います。

研修会をきっかけに、猿害対策やサルとどのように共生していくのか、皆で考え行動していけるよう、行政や市民の方に働きかけていきたいと思います。