小林農園の日々

クオータ制を推進する会院内集会

1月29日(火)衆議院会館多目的室で開かれた、クオータ制を推進する会(Qの会)の院内集会に参加しました。通常国会が前日から開会しており、昼休みに開かれた集会には各党から多くの国会議員が参加し、今年の統一地方選挙と参議院議員選挙に向けて、女性候補を何人出すか競って表明しました。

代表の赤松良子先生のご挨拶。
Qの会を中心に国会議員が超党で取り組んで、昨年5月に「政治分野における男女共同参画推進法」が成立しました。これは、女性候補を50パーセント、つまりパリテにすることを定めた法律です。努力義務であることに後ろ向きな意見もありますが、各党の取り組み報告に会場も熱気に包まれており、法律が定められたのは大きな前進だと実感しました。

立憲民主党の辻元清美氏。

社民党の福島瑞穂氏。

集会の二部では、全国から集まった統一地方選挙に出馬予定の女性候補の方々によりスピーチがありました。写真は諏訪市議に出馬予定の岩波万佐巳さん。立場や出馬理由は様々ですが、皆さん使命感からの決意を力強いメッセージで表明されました。

最後は、上智大学教授でQの会顧問の三浦まり先生。法律は成立したが本当にパリテが実現するためにはこれからが勝負どころ。諦めずに頑張りましょう、とスピーチされました。

日本の国会議員下院の女性議員は10%ほどで国際的にも大きく遅れを取っています。ちなみに安曇野市は22人の市議会議員のうち6人が女性と30%近く、そのため女性であることをで差別されたと感じたことはありません。議員として仕事がしやすい環境であると思います。

女性議員が増え、女性の声が行政の意思決定の場に入っていけば、女性だけでなく男性、障がいを持った方、マイノリティの方など、誰にとっても住みやすい地域になっていくものと考えます。そのために勇気を持って奮い立つ女性が増えることを望みます。

今年の統一地方選挙、参議院議員選挙は一つ潮目になるでしょう。情勢を見据えて本市の将来についても考えていきたいです。