9月議会一般質問
9月14日(金)に9月議会の一般質問に登壇しました。以下の3つの質問を致しました。
「安曇野市における防災対策について」
近年増加している短時間豪雨の際の情報伝達として、防災行政無線や防災ラジオについて質問しました。災害時の豪雨や停電でも確実に情報伝達をする、まさに命綱の防災ラジオですが、普及数が伸び悩み、市の目標普及数も全世帯の10%程度と低い水準である実態が浮き彫りとなりました。安曇野市ではあづみのFM(76.1MHz)というコミュニティFMがあり、災害時には避難情報、物資の入手方法、生活情報等の必要な情報のほか、市民を元気付けるような歌を流すなど、精神的にも地域を支えるような体制が整っています。防災ラジオを備えれば割り込み放送により市からの緊急情報も流れる仕組みです。値段は一台9500円ですが、世帯により3分の1から3分の2の市の補助が受けられます(平成31年度まで限定)。特に、スマホなどで情報の取りにくい高齢者世帯を中心に普及を促進して頂きたいと思います。
「安曇野市を一つにするため必要なものは何か〜市誌編纂と新市立博物館構想」
合併13年の本市にとって「安曇野は一つ」を実感できるものが必要。そのひとつとして位置付けられる、ソフトとしての市誌編纂、ハードとしての新市立博物館について質問しました。教育長の答弁は、合併20年を目処に、市誌編纂を一部でも完成を目指す、とのこと、時間もマンパワーも根気もいる取り組みです。少しずつでも進むよう、期待します。新市立博物館構想については、手狭な豊科郷土博物館では不十分であり、今後10年〜15年の計画で新築または既存施設の活用で実現する旨、市長より答弁がありました。
「スマートフォン・ゲーム依存への行政としての対策」
今年6月、WHO(世界保健機関)がスマホ・ゲーム依存を国際疾病に分類すると発表し、それを受けて文部科学省が調査したところ、ネット依存の中高生は約93万人と推測されるとのことです。これは5年前の2倍の数字です。スマホの急速な普及が背景にあると、国際的にも問題視され、フランスでは小中学校はスマホやタブレットなどのネットにつながる端末の学校への持ち込みを禁止する法律が9月に施行されました。日本でも、小中学生が夜9時以降のスマホ等端末の使用を条例で禁止する自治体も出てきています。
安曇野市でも看過できない状況であることが明らかになりました。子どもたちが自分たちでルール作りをすることも含め、検討したいと教育長より答弁をいただきました。
親への啓発や注意喚起の取り組みについても、子ども支援課、保健医療部、教育部に質問しました。子ども支援課では、こども園入園のタイミングで親への注意喚起に取り組んでいるとのことです。保健医療部では今回ゲーム障害が疾病として分類されたことで、疾病の予防という観点も加え、今後ますますの取り組みをしていく、との答弁をいただきました。
↓一般質問の動画です。ぜひご覧ください。
http://smart.discussvision.net/smart/tenant/azumino/WebView/councilorsearchresult.html?speaker_id=26&search_index=99