小林農園の日々

4月【穀雨・よもぎ餅作り】

4月20日は、二十四節気の穀雨(こくう)です。立春に始まった春から、雪が解け、草木や虫・動物などの命が吹き返し、様々な花が咲いた頃、田植えの準備が始まります。穀物を育てるために降る恵みの雨が穀雨。瑞雨、甘雨も同じ意味があります。
この時期によく作られるよもぎ餅を作りました。よもぎはハウスの中で自然発生したものを摘みます。

煮立ったお湯に入れ、さっと茹で、水で冷やしよく絞ります。茹でるとよもぎの香りがふわっと立ちました。包丁で粗めに刻みフードプロセッサーに入れて細かくします。

3升分を作るため、この辺りでは大抵一家に一台ある餅つき機を使います。洗って1日水につけておいたもち米の水を切り、餅つき機へ投入。米が炊き上がったタイミングで下拵えしたよもぎを入れると・・・みるみる餅がつきあがりました!

つきあがった熱い餅を鉢にあけます。

熱い、あつい、と手を真っ赤にしながら皆でお餅を丸めます。丸めた餅はあんこときな粉の中へ。絡めてお皿に取りました。

今日はちびっ子が4人も!お母ちゃんたちがせっせと作っている間静かにおもちゃなどで遊んでいてくれました。そんな訳で、待ってました♬とばかりに、皆お餅をほおばりました。皆で作って皆で食べるお餅はいつでも美味しいものです。

よもぎ餅は幼い頃、祖母といとこたちと近くの野原によもぎを摘みに行って、祖母に作ってもらった思い出の味です。今回はハウスの中でささっと摘んでしまいましたが、今度は子供たちと一緒に摘んで作りたいなと思いました。

作業台を囲んで。