小林農園の日々

3月定例会が閉会しました

3月19日、32日間に及んだ3月定例会が閉会しました。今回は新年度一般会計当初予算など37議案が審議されました。議員になってから2度目の議会で、一般質問、委員会付託議案の審議、陳情の審議、討論等、毎日議会の準備に追われ、夜も緊張からか頭と身体が休まらない1ヶ月間でした。
一般質問では、「安曇野ブランド」を取り上げ、市長に「安曇野ブランドを一言で表すと何か」と質問しました。市長は、一言では難しい、と前置きしながらも、市政10周年記念に制定したビジュアルアイデンティティとそのキャッチフレーズ「朝が好きになる街」を挙げました。安曇野に宿泊したくなるような秀逸なキャッチコピーだと思いますが、朝から空いている飲食店などがないことを指摘し、商工会との連携や市のホームページのトップページに載せるなど徹底してアピールすることを提案しました。それに関連して、滞在型観光、インバウンド観光、ブランド作りの取り組み等、各所管部長にも質問し、答えて頂きました。
安曇野の自然や安曇野暮らしの豊かさを再発見、発信し観光を盛んにして雇用や経済効果を産み出すとともに、地元の人がお客さんを迎い入れることを通じて、地域も元気になったらよいなぁ!と思います。

また、公共施設再配置計画・10年計画において、今年度で廃止とされた「穂高プール」の指定管理期間が1年間延長されることになりました。市はこの1年の間で市民から広く意見を聞き、方向性を出すとしています。そこで私は、福祉教育委員会で所管の教育部に2点要望しました。一つは、穂高プールの建設からこれまでのライフサイクル的な費用を、廃止する費用と存続する場合の費用も併せて明らかにすること、二つめは、廃止、存続の考え方のプロセスを予め示す、遅くともプールがオープンする前、6月議会までには示すことです。
プールの存続については、少子高齢化・人口減少社会で市の財政負担を軽減するため反対する意見、市内唯一の屋外プールで市民の健康維持や親水機会、とりわけ子どもたちにとって太陽の下で思い切り遊べる場として存続を望む声、の双方があります。なるべく多くの人が議論に参加し納得できる結果に結び付けるために、現状とプロセスを明らかにすることは必須であると考えます。