小林農園の日々

農家民宿情報交換・交流会

安曇野市農家民宿連絡協議会の情報交換・交流会に参加しました。
体験メニューと全体会、交流会がありましたが、都合で体験メニューのみの参加でした。

体験メニューは、豊科郷土博物館学芸員の松田貴子先生を迎え、「人里の植物と種のはなし」を聴講しました。

長野県は、高山帯、亜高山帯、山地帯が分布するため、多様な生物がみられる、安曇野市はたくさんの川が合流する、という地理的な特徴を確認しました。

また、手入れをしない土地は放っておくと森林になってしまう、なので草原や人が手入れをしている田んぼは、実は森林に比べて植物数が多いのだそうです。
安曇野市の田んぼには、昭和40年代に開墾した当時のまま手入れをし続けた結果、古い植物が多く残っている田んぼが見られるというお話を聞きました。さらに、標高の高い長峰山山頂は、江戸時代かそれ以前の草原がそのまま残っているとのこと、驚きました。

安曇野に自生する貴重な植物のお話は興味深かったです。中でも安曇野の名前の付いた、「アズミノヘラオモダカ」は残念ながら安曇野でもほとんど見られなくなったそう。
これから田畑や畔で植物を観察するのが楽しみになりました。