小林農園の日々

須坂創成高等学校視察

高校再編について、第11学区では進んでいない現状を打開するため、園芸高校と商業高校が合併して誕生した、須坂創成高等学校を市議会で行政視察させて頂きました。

第2通学区にある同校は、元々あった園芸高校と商業高校に加え、地域の要望を受け工業科を併設して三科合併の高校として再スタートしたとのこと。市が主体となって企業会を作り、地域の協力体制作りに取り組んでいます。協力企業は市内の54社とのことで、2、3年生は企業にインターンとして受け入れてもらい、実際に職場で働きながら将来を決めていくのだそうです。

授業の様子を見学させて頂きましたが、商業、工業、農業科で、生徒たちが生き生きと積極的に学んでいる様子がよく分かりました。
農業科が育てた作物を工業科の協力で商品開発し商業科が販売する取り組みや、学園祭では生徒が1人1000円ずつを出資して、3科合同で株式会社を運営するなど、3科が一緒になった学習の効果を目の当たりにして、素晴らしいことだと感心しました。

人口減少、生徒数減少による高校再編は避けて通れません。翻って、安曇野市の属する第11通学区でも、子どもたちの教育、人材育成のために実のある議論を進めていく必要性を感じました。

中庭のフランス庭園

図書が充実した図書館。バレンタインデーにちなんで、恋と愛に関する図書の特集。

実習する工業科の生徒さん達