今年の夏、8月も終わりになってきました。
地元の地区では、9月に穂高神社で行なわれる祭りに向けて、今年の御船作りが始まっています。土台となる台車は同じものを毎年使いますが、御船の枠や飾り付けは作り替えます。
枠は、近隣の山から、良く「しなる」細めの広葉樹を切り出して、釘は使わずに、番線と藁縄で仕立てます。年数の長い親方の掛け声のもと、端からキチッと仕上がっていく様は、見事なものです。
海洋民族・安曇族に由来のある御船祭り。
9月下旬の本妻まで、歴史と一体となった作業が続きます。